ぽっつん大学生のミニマリスト生活

大学生が、必要最低限で丁寧な暮らしを目指すブログです。物質的なことはもちろんですが、精神的な側面も。

制服って必要なの?(アルマーニの話題から考える制服不要説)

こんにちは、ぽっつんです!

今日は、福井の記事に引き続き、少しだけ社会に目を向けた たわ言を

 

最近とある公立小学校で、トータル50,000円ほどする制服が採用されようとしているという話題がメディアで取り上げられていますね。

意外なのは、当事者である生徒の保護者の方々からさほど反対意見があがっていないということなのですが…(実態は知りません)

 

うーん、どうなんだろう

私はなかなか難しいと思います。はっきり言って反対だな。

理由は以下のとおり。

 

制服によって貼られるレッテル

 

今回の件に限らず、私は基本的に制服反対派です。

それは一人の人間に強いレッテルを貼られることになるからです。

どんな学校にしろ、一個人ではなく"その学校の生徒"として見られるわけです。

誰から?例えば地域の人たちから。

所属する学校によって同じことをしていても印象が変わるわけです。

少し大げさな例えをすると、普通に買い物をしていても、素行が悪いことで有名な学校の制服を着ていれば「万引きしているのではないか」と思われたり、あらぬ疑いを招くこともあるわけです。たしか心理学で習ったことに、"人間はその印象どおりになろうとする傾向がある"みたいなのがあった気がする…(曖昧すぎ)そんなことで人格狂わされたくないですよね。

逆に学校側からすると、その学校の生徒として、社会的立場を意識して行動することが目的だーみたいな側面もあるそうですが、義務教育における学校なんて特に、本人が選べるもんじゃないじゃないですか。中学入試だって下手したら大学入試より難易度が高いのに、そこで受かったか落ちたかで周囲の見る目がガラリと変わる。なんて馬鹿馬鹿しいんだろう、と思ってしまいます。

 

大学の講義でも制服の意義についてディベートする機会がままありますが、案外賛成多いんですよね。あまり建設的な理由を聞いたことはありませんが。日本では制服がポピュラーなのでその存在に疑問を感じない学生も多いのかもしれません。

一つ挙げるとしたら、「通学服を選ぶことに余計な時間や労力を使わなくて済む(から、勉強などに集中出来る、そもそも学校はオシャレしに行くところではないし)」ですかね。

一瞬なるほどとも思える話ですが、そしてよく聞く話ですが、これは本当でしょうか。

 

一つの学校内にも制服カーストってない?

 

『桐嶋、部活やめるってよ』という本にもあったかと思いますが、制服をオシャレに着こなすグループとダサいグループに分かれたりしますよね。高校生くらいまで。

 

それってもうオシャレ気にしちゃってるよね、っていう。

ヒエラルキーが存在すること自体は悪くないというか、何かしら社会に属していく上ではそういうの割り切って強く生きていくしかないなって。

でも、別にそのためには制服である必要はないですよね?

制服なら時間も労力も〜って言ってるのに、「制服をどう着こなすか」に注視していたら、いっそ私服を着て行った方が早くないかな、と思います。

 

制服って実用的?

 

私が高校生の頃、とある有名デザイナーが手がけた制服を着ていたのですが…正直温度調節に困った!笑

ちょっと詳しくは言えないのですが、機能美よりもデザイン重視といった印象でいかにも"他に大した売りが無いから制服で引きつけたい"といった感じを受けていました。

そして高校在学中に身長が伸びるとサイズが合わなくなる!ただでさえ高い制服なのにお直しや買い直しに時間やお金を費やすなんて悔しすぎます。それこそ本末転倒。自分の好きな服でも無いのでそんなにお手入れする気にもならないし。

でもそんな制服だからか褒められることは多かったです。「あそこの制服かわいいよね」って。全然嬉しくありませんでした。

私は別にそこの制服が好きで入学を決めたわけでは無いし、むしろ制服を褒められれば褒められるほど"自分(の中身)には何も無いんだ"と凹んでいました。身勝手な解釈ですね。でもさっきの心理学の印象の話にも繋がります。

 

公立の小学校で高い制服を取り入れる意味とは

 

今までの話はいわゆる"学費"が必要な学校を前提として話してきました。

ただ、今回アルマーニの件で注目を浴びている学校は公立です。

ぽっつん自身は公立の学校に通ったことがないのでイメージが先行してしまうでしょうが…

公立というのは、給食費や雑費以外は県や市が、税金で管理してくれる。そういう学校ですよね?映画やドラマでよく描写されているのは「母子家庭で給食費も払えなくて云々…」といった、"お金のなさを前面に出しているもの"です。もちろん全ての公立に通う人たちがそうだとは思っていません。ただ、その存在意義からすると、そういった金銭的余裕のない家庭にも一定の教育を…という趣旨が組み込まれていると考えています。

ちなみに今回話題にしている小学校は実際に見たことがあるのですが、とても公立とは思えませんでした。東京観光の際に通りがかっただけなので、その学校名すら知らず私立の小学校か〜と思いながら通り過ぎていました笑

反対意見が少ないのであれば、50,000円の制服で家計に負担がかかるわけでは無いのかもしれませんが…全員がそういう環境にいるわけではありませんし。

それにしても、違和感を感じます。

 

どうしてこの学校がアルマーニを採用しようとしているのか?という部分も気になります。

ワイドショーなどで校長が会見を開いた場面が放送されていましたが、抽象的な理由過ぎて伝わってきませんでした…もっと深く考えたうえでの決定なのかもしれませんが、圧倒的にプロセスが見えてきません。これでは独裁的だと揶揄されてしまっても文句は言えないかも。

 

というのがぽっつんの主な意見です。

今後、新たに思うところがあったら更新するかもしれません。

ではまた。